<水戸城薬医門>

  

  

  

−歴史ロードより薬医門へ−

 水戸には歴史ロードと名づけられた所があ
ります。水戸駅北口より西に向かい、銀杏坂
より右折して弘道館から薬医門へ向う道で
す。
 ゆっくりと急な坂を登っていくと、始めに
見えてくるのは白壁に囲まれた三ノ丸小学校
です。旧弘道館の敷地内に建られた小学校で
あることから、門も冠木門(かぶきもん)に
なっています。
 右折して道なりに進むと弘道館へ出ます。
さらに右折し大手橋を渡ると旧二ノ丸で、た
いへん新緑のきれいな所です。やがて水戸第
二中学校に出ますが、その正面右手に「大日
本史編纂之地」の碑があり、そこが彰考館の
水館があったところです。そのとなりの安積
澹泊(いわゆる格さん)像をすぎて本丸の
方、緑の中の石だたみを歩いて行くと本城橋
に至り、そこを渡ると大きな薬医門が建って
います。
 薬医門は旧水戸城の現存するただ一つの建
造物でありますが、正面から見ると、のきが
深いため、ゆったりとして威厳を感じること
ができます。城門の風格からみて、本丸の表
門だったと考えられています。

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