<新緑の偕楽園>

  

  

  

−偕楽園と好文亭−

 日本三名園の一つの偕楽園は、天保年間に
水戸9代藩主徳川斉昭(なりあき)によって
開かれました。
 弘道館の文武に対し偕楽園はその余暇に
「衆と楽しみをともにする」趣旨で開かれた
もので、南西には斉昭の設計による好文亭が
優雅に建っています。そこは梅のほかにもつ
つじ、はぎ、桜などもあり、豊かな花色を漂
わせています。偕楽園は借景を利用した公園
で、特に好文亭より千波湖方面の眺めがよい
のですが、裏の竹林・崖下の吐玉泉(とぎょ
くせん)付近の趣きも、また一見の価値があ
ります。
 また梅の種類が多いのは、当時軍事面の兵
糧の意味があり、実践を重んじる水戸学の精
神が生きているものと言われています。

【交通】水戸駅北口、バスCより偕楽園行で
 偕楽園下車徒歩2分、又はタクシーで約
 10分が便利。偕楽園は年中無休ですが、
 好文亭のみ年末休館。また近くの水戸芸術
 館まで車で約6分、弘道館までは車で約
 12分。

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