<雪の好文亭>

  

  

  

−好文亭−

 好文というのは梅の意味であって、中国の
「学問に親しめば梅が開き、学問を廃すれば
梅の花が開かなかった」という故事にもとづ
いて名付けられています。
 亭の三階を楽寿楼といい、この名称も中国
の古典「論語」からとったものですが、楽は
水、寿は山を表わし、山と水の眺め双方を兼
ねた楼という意味になります。そこには三室
あり、南側に面した八畳が正室で、藩主が出
かけられる時だけ使われたそうです。
 この三階よりの眺めは、前面に緑ケ岡の森
を背景に白く光る千波湖の水面、東にははる
か遠く大洗方面の松林を望むことができ、西
にははるかに筑波山が眺められる場所でもあ
ります。
 時間が許すなら、偕楽園の散策後、ぜひ好
文亭に登ってその景色を楽しんでいただきた
いと思います。借景を利用した自然のままの
庭園をご覧いただけると思います。
 なお近くの水戸芸術館まで車で6分、弘道
館までは車で12分位です。

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